2021
市街

折れても曲がっても
錆びても欠けても
ヒビが入っても
そこに残っていてと
私は想う。

季節はもう晩秋、間もなく
長い厳しい冬になり
雪で覆われ
モノトーンになる風景。

今回、消防署跡より奥では
一人も見かけなかった。
住んで居る方は
いらっしゃるようですが、
前回より
淋しさを感じます。


最終日、真谷地を離れる直前に
雨が降って来た。

幸運にも4泊5日中、
最終日まで
天気の大きな崩れもなく
最終日に何度か
雨が降った程度だった。
ただ市街はイトトンボと
カメムシの大量発生に
みまわれて
撮影に多々影響した。

早朝、日の出直前の市街
谷全体が深い霧に
包まれていた。

真谷地汽車、清真台(五区)駅跡

徐々に朽ちてゆく生活の痕跡、次回訪れるまで
残っているか判らないけど、
少しでもその痕跡がある限り
撮り続けたいと想ってます。

生活していた景色が徐々に
薄れてゆく真谷地、
生活感を見付ける為に
訪れるのですが、
失う速度の方が圧倒的に
早く追いつけない。

取り壊された跡を眼にする度に
心に穴が開くような虚しさを
感じ、強く痛みを憶えます。

奥に向かって左端の家が
取り壊されていました。
家の前の飾りが印象的で
毎回見るのが楽しみでしたが、
残骸だけが散らばっていました。

昨年中学時代の理科の恩師が亡くなったそうでとても残念に想う。
理系の自分には大変お世話になった先生で何時かはお逢いできると想っていたのですが叶いませんでした。

毎回同じような写真ですが
見比べると、廃屋の劣化が
進行しているのが判る。
特に厳しい冬の気候が大きく
影響しているのでしょう。
訪れる度に減らないで欲しいと
願うのだけれど、何時かは
取り壊されるのでしょうか。